「蜂の子」2014.5.21

信州出身のMさんに
 

「長野では昆虫を食べると聞きますが?」と訊くと
 

「なんでも食べるわけじゃないけど、蜂の子はよく食べましたね」
 

「蜂の子はハチミツを食べてるんだから甘そうですね」
 

「カラ炒りすると美味しいのよ。でも、もう気持ち悪くてだめだわ。
 

蜂の巣に詰まった幼虫をひとつずつピンセットでつまみだすの」
 

小さいときは平気だったのにね、と残念そうに笑われました。
 


「家まで三里」2014.5.16

蒸気機関車の本を見ておられたEさんが
 

「汽車の窓から煙が入って来て、顔が煤でまっ黒になってね。
 

駅の洗面所で顔を洗ってから家に帰ったもんだよ」
 

「家に帰るときによく乗ってらしたんですか?」
 

「紡績の寮にいたから、三か月に一度くらいかねえ。
 

三里の道を歩いて帰ったこともあったよ」
 

「三里と言うと12キロだから、3時間位かかりますよね?」
 

「しかも靴なんか無くて下駄だったからね。
 

道が悪くて、鼻緒は痛いし下駄の歯は減るし。
 

でも家に帰りたくて一生懸命だったんだね」
 

つらかったことも笑顔で話されるEさんです。


「馬」2014.5.14

田んぼのある風景を見に行った帰り、Oさんが
 

「懐かしいねえ。うちのほうは段々畑だったけどね」
 

「山だと斜面に沿って田んぼを作るんですね?」
 

「そう。だから私は馬が好きなんだわ」
 

「田んぼを馬で耕すんですか?牛じゃなくて」
 

「馬は可愛いよ。ずっと飼ってたからね」
 

時間がなくてそこまででしたが、詳しく訊いてみたいお話です。


「紙芝居」2014.5.9

Hさんは甘いものとおしゃべりが大好き。
 

でも、筋の通った話が出来なくなってきています。
 

小さい頃の話ならどうだろう、と
 

「子どもの頃、どんなおやつを食べました?」と訊くと
 

「カチカチ、鳴らしてくるの」
 

「カチカチ?・・拍子木ですか?」
 

「そう、甘い飴を持って、お話もあるの」
 

「もしかして、紙芝居ですか?」
 

「お母さんにお小遣いをもらうの。
 

おじさんが並ばせるけど、お金を持ってないとダメなの」
 

「アメを買うと、紙芝居を見せてくれるんですね?」
 

「お金を持ってない子は可哀想なの。本当に可哀想…」
 

思い出して涙ぐむ優しいHさんです。


「恋愛結婚」2014.5.7

言葉がうまく出せないHさんに

「ダンナさまとはお見合い結婚ですか?」と伺うと

 

笑いながら 両手で ✖ をされました。
 

「恋愛結婚なんですね?」
 

両手の親指と人差し指で 〇 を作ってくださいました。


「色黒」2014.5.5

色白のTさんに「小さい頃から色白でした?」と訊くと、
 

「とんでもない! 家が海のそばで、毎日泳いでいたから、

学校で一番黒かったの」

 

「じゃあ、泳ぎは上手ですね?」
 

「ずっと海に行ってないから、もう泳げないかもね」
 

「体で覚えたことは忘れないって言いますから、きっと泳げますよ」
 

「そうだと嬉しいなあ。でも、やっぱり海には行かないけどね」
 

ケラケラ楽しそうに笑われました。
 


「ととさまの名は」2014.5.2

「淡路島には玉ねぎ以外にも有名なものがいっぱいあるの。

人形浄瑠璃を村の人たちで演っていて、よく見に行ったわ」

とNさんが言われるので

「 ”巡礼にご報謝〜” というやつですか?」と訊くと、隣にいらしたSさんが

「あら!若いのによく知ってるわね」と驚いてくださったので、

「 ”ととさまの名は阿波のじゅうろべえ…” 」と言うと

「 ”かかさまはお弓と申します〜” 」と続けてくださいました。

 


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