「ささの葉 サラサラ」2014.7.9

♪ささの葉 サラサラ〜♪ と歌っていたNさんが
 

「小さい頃よく、ささの葉を取りに行ったもんだよ」
 

「七夕の飾り付けをするんですね?」
 

「違うよー。町に売りに行くんだよ」
 

「七夕飾り用にですか?」
 

「違う、違う。笹だんごに使うんだよ。
 

山ならどこにでもあるから子供でも取れるだろ。
 

町にはないから、持ってけば買ってくれるんだ」
 

そしてまた

♪ささの葉 サラサラ〜♪ と歌うNさんでした。


「泳ぎは得意!」2014.7.2

「かけっこが速かっただけが ”取りえ” かなあ」とTさんがおっしゃるので
 

「泳ぎはどうでした?」と伺うと、目を輝かせて
 

「泳ぎは得意だったの。家のすぐ前が海だったから毎日泳いでいたの」
 

「夏休みになると一日中、泳いでいたんですか?」
 

「昼ご飯を食べてから海に行って、夕方になるまで泳いでいたの。
 

あんまり帰ってこないから母が心配して呼びに来るのよ」
 

「水が冷たくなるし、波も高くなるから心配されたんですね?」
 

「いつのまにか潮が満ちて砂浜が遠くなってて、ヘトヘトになって帰るの。
 

家に帰ると、晩ご飯ができるまで眠っちゃってたわ」
 

「海のすぐそばだから、水着のまま家に帰るんですね?」
 

「家の外にある水道で、頭から水をかぶって塩気を洗い流してね。
 

冷たいけどさっぱりして気持ちがいいのよ」
 

「泳ぐのが大好きだったんですね?」
 

「すっかり忘れてたわ。楽しかったことを思い出しちゃった」
 

夏休みの子供のようにはしゃぐTさんでした。


グループ回想法「温泉バスツアー」

今日は1クール8回のセッションの8回目です。

楽しかった7回を振り返り、「これからの夢」をテーマに会をまとめます。

道具を使わず抽象的な「夢」を話していただくのが難しい最終回です。
 

Sさん 「私はダンナ様と車で旅行するのが夢なの」

H職員 「温泉ソムリエになって、日本全国の温泉を訪ねてみたいです」

Hさん 「わたしもそれに賛成!温泉はいいわね」

タカ先生「わたしは美味しいお寿司を食べたいわ。中トロとか」

Tさん 「お寿司なら巻き寿司のほうがいいなあ」

あべ  「それなら皆さん、バスを仕立てて温泉旅行に行きませんか?

     車に乗って、温泉に入って、お寿司を食べられますよ」

全員 笑いながら拍手!
 

あべ  「ではT牧師が運転手で、H職員がバスガイド。

     おやつは甘いもの好きのIさんにお願いしましょう」

タカ先生「では私がお弁当の手配をします」

あべ  「どなたか、唄や踊りの得意な方はおられませんか?」

Kさん 「ハイ!わたし、民謡をやっていたので唄います」

あべ  「これで宴会係も決まりました。Kさん、今、ひと声お聴かせください。

     会津磐梯山をどうぞ!」

Kさん 「♪イーヤ〜会津磐梯山は〜宝の〜山よ〜♪」

全員 大喜びで拍手!
 

足が弱っても、耳が遠くなっていても、認知症でも、

回想法の力で、こんなに楽しい「夢」を共有することができました。


「蒸気機関車」2014.6.27

「16歳から40年、国鉄にいたんです」と話されるKさん。
 

「一筋に勤めあげられたんですね。飽きはしなかったですか?」
 

「汽車が好きで、ずっと憧れていて、最初は1円10銭の日払いの雑用。
 

試験を受けていろんな資格を取って、蒸気機関車の運転手になったんですよ」
 

「初めて運転をしたときは、それは嬉しかったでしょうね?」
 

「何も考えられないくらい舞い上がっていましたね」
 

満面の笑顔で答えてくださいました。


「七夕」2014.6.25

七夕飾りを作っているアイさんに
 

「子どもの頃にも、七夕飾りをしました?」
 

「そう。短冊に願い事を書いて笹に吊るすの。
 

子どもはみんな『成績が良くなるように』って書くんだよ。
 

そのくせ、ちっとも勉強しないんだけどね。
 

それじゃあ成績が良くなるわけがないよねえ」
 

ガハハと豪快に笑われました。


グループ回想法「蚊帳」

久しぶりにグループ回想法のリーダーをさせてもらいました。

参加者は、特養入所者とデイサービスご利用者の7名。コリーダー4名。

テーマは「夏の夜」。道具は「蚊取り線香」です。
 

あべ 「蚊取り線香は、ずいぶん昔からあったんですか?」

Tさん「10巻とか20巻とかで箱に入って売ってたね」

Hさん「箱の中に金属の板が入っていて、穴に突き刺して立てるの」

Yさん「灰が畳に落ちないように、アルミのお盆の上に乗せていました」

TSさん「寝るときは蚊取り線香は消して、蚊帳を使っていたわ」
 

あべ 「蚊帳はどうやって吊るんですか?」

あら、そんなことも知らないの? とばかりに、蚊帳の話題が大ヒット!

「部屋の天井の四隅に釘が打ってあって、そこにひっかけるの」

「蚊取り線香で蚊がいなくなっているすきに布団を敷いて蚊帳を吊るの」

「8畳用のが一般的ね」

「吊るすより、畳むときが大変なのよ」

「出はいりする時は、こういう風に裾をたぐって、サッとくぐるんだよ」

と、テーブルクロスで実演してくださる方も。
 

あべ 「蚊帳を吊ると電灯のヒモが引っ張れなくなりませんか?」

この問いでそれぞれが、部屋の様子を思い出されたようです。

「先に電灯を消してから蚊帳を吊るの」

「裸電球だったけど横に小さいタマが付いていて、寝る時はそれを点けておくの」

「お母さんがまだ台所仕事をしていて、その灯りでぼんやり明るかったわ」

「枕元に電気スタンドを置いてありました」
 

あべ  「きょうだいで一緒に寝るんですか?」

TSさん「家族みんなでだけど、おとなはあとから寝るからね」

あべ  「きょうだいで蚊帳の中で遊んだりしました?」

Hさん 「そんなことしたら叱られるわよ。早く寝なさいって」

TSさん「綿の布団は打ち直しをしないといけないから、大切にしていましたね」

Yさん 「でも、こっそり遊んだりもしたわね」
 

蚊帳の話題だけで1時間たっぷり盛り上がり、最後に全員が

「うちは私と妹ふたりと末っ子の弟」

「うちは妹と7つ、弟と13離れているの」

「私は兄が5人で、末っ子の女の子だから甘やかされちゃった」

と口々に話されたのは、

蚊帳の中の情景をくっきりと思い出されたからかもしれません。


「40℃」2014.6.20

今日は暑くなりそうですね、とKさんに声をかけると
 

「暑いのはいくら暑くても平気なんだ」
 

「暑いところのお生まれなんですか?」
 

「いや。生まれは横浜だけど、16才の時から国鉄に勤めて、
 

蒸気機関車を走らせていたんだ」
 

「それは暑そうなお仕事ですね?」
 

「窯焚きの部屋なんて40度が普通だからね。
 

だから暑いのは今でもちっとも苦にならない」
 

いつも控えめなKさんが、ちょっと自慢気に胸を張りました。



calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

selected entries

categories

archives

profile

お問い合わせ

search this site.

others

mobile

qrcode

manage