「カンナで かき氷」2014.8.13

「夏になると駄菓子屋さんが かき氷を始めるんだよ」
 

「みつをかけて食べるんですか?」
 

「白みつが1銭で、赤や黄色のみつをかけたのは2銭なの。
 

10銭で丼に山ほど入れてもらって、家で分けて食べることもあったよ」
 

「丸いハンドルのついた ”かき氷器” で作るんですよね?」
 

「最初の頃はカンナで削っていたね」
 

「大工さんの使う、あのカンナですか?」
 

「それの大きいやつで、台が付いていて氷を乗せて削るの。
 

かき氷が下に落ちるのを、コップみたいなもので受けるのよ」
 

夏の一番の楽しみだった、と涼しげに笑うアイさんです。


「80年前」2014.8.6

10名の方に輪になっていただいて、
 

こどもの頃のお祭りの思い出を伺いました。

 

「10歳のとき、やぐらの上で太鼓を叩いたよ」
 

「そういうのは、いいとこの子が選ばれるのよ。頭のいい子とか」
 

「祭りの一か月前くらいから練習して、大変だったよ」

 

「お祭りのときはお母さんがお寿司を作ってくれるの」
 

うちも、うちも、と全員が声を揃えます。
 

「うちは海が近いので、ところてんも手作りしたわ」
 

「嫁に行ったのが、ぼた餅とか持って里帰りしてくるんだ」

 

「1銭で丸い飴が3個買えたのよ」
 

「ラムネを買うと栓を抜いてくれて、泡が噴き出すのよね」
 

「ビー玉が入ってて、うまく飲まないと詰まってしまうの」
 

「ニッキ水ってあったわよね? 赤い色をした甘い飲み物」
 

「あんなもの飲めたもんじゃねえや」
 

「私は好きだったわ。飲みたくなっちゃった」

 

「1厘銅貨を投げて、だんじりの上に乗せるの」
 

「だんじりは動いてるから、うまく投げないと落ちちゃうのね」
 

「動いてるだんじりの下をくぐるといいことがあるって、
 

みんなやってたけど、よく考えると危ないよね」

 

「最後に線香花火を買って、ともだちと一緒にやってから帰るの。
 

家で火を使うと叱られるから、親の見ていないところで」

 

いろんなお話が出て盛り上がったあと
 

「80年前のことなのに、こんなに思い出せるなんて不思議!」
 

と、みなさんニコニコ顔でした。


「江戸っ子」2014.8.1

納涼祭で ”祭りばんてん” を着た男性、MさんとUさんに
 

「”江戸っ子” というかんじですね?」と声をかけると
 

「そうだよ。ふたりとも下町育ちのちゃきちゃきの江戸っ子なんだ」
 

「じゃあ祭りと言えば ”神田祭” ですか?」
 

「下町の祭りは賑やかなのがいっぱいあるよ」
 

「朝顔市とか、ほおずき市も有名ですよね?」
 

「そうそう、朝顔は必ず買ってたね」
 

「すぐ枯らしてしまうんだけどね」
 

「でも毎年、やっぱり買うんだな」
 

「すぐに枯れてしまう朝顔を買う、というところが粋なんですね?」
 

「そう、江戸っ子だからね」
 

「だから、おふたりの周りには粋で いなせな雰囲気が漂ってるんですね?」
 

ワハハ と笑って「ありがとう!」と背中を叩いてくださいました。


「ゆかた」2014.7.30

アイさんは浴衣が大好きです。
 

「夏はいつも浴衣で過ごしていたんですか?」
 

「縫ってたんだよ」
 

「自分で縫って着るんですね?」
 

「呉服屋さんのも縫ってたんだよ」
 

「呉服屋さんから頼まれて浴衣を仕立てるんですか?」
 

「近所の人に頼まれたりね」
 

「1枚縫うのに時間はどれくらいかかるんですか?」
 

「夜なべすれば1日。2日あれば余裕だね」
 

「ひと夏に何枚くらい仕立てました?」
 

「20枚くらいは縫ったかねえ。いい小遣いになったんだよ」
 

ニヤリと 笑われました。


「まいにちお祭り」2014.7.25

瀬戸内海の島出身のNさんに

「夏には ”島まつり” がありました?」と伺うと

 

「夏より ”冬祭り” のほうが盛大だったの」
 

「冬にお祭りって珍しいですね?」
 

「島には小さな神社がいっぱいあって、夏には順番に夏祭りをするから、

一日おきくらいにお祭りがあったの」

 

「じゃあ夏休みはずっとお祭り気分ですね?」
 

「そう。まいにちお祭りだったのよ」
 

うふふと思い出し笑いをされました。


「わさび」2014.7.23

「信州の ”わさび” はアルプスのふもとで、
 

それはそれはきれいな水の中で育つの」
 

と長野出身のMさん。
 

「チューブのわさびとは全く別物ですね?」

「そう。香りが良くてツンツン辛くないの」

 

「根っこの部分なんですよね?」
 

「そう。澄みきった水を張ったわさび畑は本当にきれいよ。
 

静岡にもわさびはあるけど、信州にはアルプスがありますからね」
 

さわやかに微笑みながら自慢されました。


「”おみこし”と”おせんべい”」2014.7.18

「夏といえばお祭りですね?」とアイさんに話しかけると
 

「うちのお祭りはね、ちょっとたいしたものだったの」
 

「 ”おみこし” が出るんですか?」
 

「 ”曳き車” もあるの。子供はお菓子がもらえるのよ。
 

おせんべいとかいろんなお菓子が袋にいっぱい入ってるの」
 

「ゆかたを着てお祭りに行くんですか?」
 

「そう、金魚の模様のゆかたを着て。おせんべいを食べながらお祭りを見ていいのよ」
 

「お祭りの時だけは、歩きながらお菓子を食べても叱られないんですね?」
 

「そうなの。おせんべいをポリポリ食べながらお神輿についていくの」
 

「どこのお祭りなんですか?」
 

「神田明神のお祭りなの」
 

神田祭の賑わいの中で嬉しそうにおせんべいをかじっている、
 

ゆかた姿の小さなアイさんが目に見えるようです。



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