まち子 と みつ子  旅行編「東京タワーとスカイツリー」

両国のホテルの部屋からは東京タワーが見えた。
少し遠いが、夜目にもくっきり赤く輝いている。
「かわいい!」「キレイやねえ」と、はしゃぐ二人。

最上階のレストランに行くと、目の前に東京スカイツリー。
「高いね」「スカイツリーも見られてよかったね」と喜んでいたが、
スカイツリーのライトアップは落ち着いた色彩で、地味に思えたのか、
しばらくすると
「東京タワーのほうがキレイやね」「スカイツリー、もひとつやね」

一刀両断に切り捨てる まち子とみつ子であった。


Kホーム◆ 屬覆弔しい遊び」 150521

2回目のテーマは「なつかしいあそび」

お手玉を道具に、タカ先生が参加者の話を引き出します。
 

「ともだちが家に寄ってきて、みんなでやった」

「じぶんでお手玉を作った」

女性4名は全員、お手玉で遊んでいたようですが
 

「姉は遊んでいたけど、自分はさわったことはないな」

「男の子は、こま回しとか竹馬で遊んだね」

「竹馬は自分で竹を切って作るんだ」

男性2人は、違うあそびをしていたようです。
 

男の子と女の子の遊びは全く違っていたようですが、

認知症重度のように見える女性Hさんが

「私はおてんばだったから、朝早く起きて、

皆が寝てる間にこっそり、竹馬に乗る稽古をしたの」

と言われたのに驚きました。
 

今回はKホーム職員さんがコ・リーダーで参加。

回想法の経験は少なくても、ワーカーのスキルで、

じょうずに参加者のサポートをされていました。

見学していた職員さんの

「1回目に較べ、観察するポイントが分かったような気がします」

との発言にも、思わず拍手してしまいます。


まち子 と みつ子  旅行編◆屮┘鵐疋譽后

まち子とみつ子のおしゃべりはエンドレスである。
 

「このブルーベリージャム、美味しいね」

「私いつもブルーベリーソースを取り寄せてるの」

「ジャムじゃなくてツブのままのやつ?」

「そう。1キロのビンに入ってるの」

「大きいビンやね」

「らっきょう漬けるのにちょうどいい大きさ」

「らっきょうは一日3粒食べるといいらしいね」

「静岡の妹が畑でとれたラッキョウを送ってくれるの」

「わたしは漬けたのを買ってきて、ビンに移しかえとくの」

「コーヒーのビンとか、密封できて匂いが漏れへんもんね」

「小さいビンをためとくと、梅味噌を作る友だちが喜ぶの」

「小分けするのに便利やもんね」

「私はいかなごの釘煮を作って、妹とか友だちに送ってたわ」

「いかなごは高いよねえ」

「明石でしか獲れへんし」
 

連想ゲームのようである…。


まち子 と みつ子  旅行編 屮蹇璽ルな駅弁」

まち子とみつ子を連れて、東京・横浜 旅行に行く。
 

「新幹線の中で駅弁を食べたい」

「全国の駅弁を売っている店があるってテレビで言ってた」

という強い要望により、新大阪駅で駅弁屋をさがす。
 

まち子は ”花咲きかにめし”、みつ子は ”夏の色彩弁当” を選び、

「おいしい」「旅に出たってかんじ」と喜んで食べていたが、

神戸市民のみつ子が突然、

「ああっ!これ、神戸のお弁当屋さんのや!」と叫ぶ。

「せっかく全国のがあったのに。もっとローカルなのがよかった!」
 

「神戸の駅弁は、充分ローカル…」という嫁の言葉には耳を貸さず

「帰りは絶対、新横浜駅で ”シュウマイ弁当” を買おう!」

と、早くも帰りの弁当の心配をする二人であった。


Kホーム  峅鸛柬,呂犬瓩泙靴拭廖150514

JUGEMテーマ:認知症

神奈川県内のKホームが グループ回想法を導入されるので、

お手伝いをさせていただくことになりました。
 

経験豊かなタカ先生の指導の下とはいえ、

参加者の選定や資料を揃えるなどの下準備も多く、

通常業務をしながらのワーカーさんの負担は大変なものです。
 

そして始まった第1回目のセッション。

特養から3名、デイサービスから3名のご利用者に、

タカ先生と回想法スタッフが4名がつきます。

施設のワーカーさんは今回は周りで見学です。
 

「観音様で有名な高崎出身です」

「道後山スキー場のふもと生まれです」

「わたしの名前? あったような、なかったような・・」

「海に近かったので、何度も水害にあいました」

「そりゃあ大変だったね」
 

見学していたワーカーさんたちの顔も輝いて、

「あの方があんなに自分から話されるなんて!」

「いつも5分おきにトイレに行かれる方なのに・・」

「楽しそうに話されるのを見て、涙が出ました」
 

利用者様の笑顔に苦労を忘れる、素敵なワーカーさんたちです。


「紙コップ」 C− 121009

難聴の男性Oさんのコ・リーダーを担当しました。
 

タカ先生「紙コップを使ったほうがいいかも」

何のことか分からず首を捻っていると

ワーカーさんが紙コップの底を抜いて手渡してくれました。

これをOさんの耳にあててメガホンのように使うのです。
 

あべ  「使ったことがないのですが、どうすれば?」
タカ先生「まず、使わせてもらっていいかをOさんに訊いてね」

そうでした。

なにごとも利用者さまの気持を確認してから行うのが基本。
 

Оさんに使用許可をいただいたものの、
どれくらいの声をだせばいいのか、どういう風に聞こえているのか、
さっぱり分からないまま、1時間が終わりました。
 

回想法を行うには、身体介護のスキルも必須だと痛感しました。


「優しいの」 C− 121002

新しい1クール_麑棔

以前にも回想法に参加されたことのあるOさんは、

最初はぶすっとした表情でうつむいたまま、

なにを訊いても「知らない!」「忘れた!」と、つまらなさそうでした。

回を重ねるごとに顔が上がり、言葉が出はじめ、

たくさん話してくださるようになりました。
 

今回は1年遅れで入所された旦那さまと一緒にご参加です。
仲の良いご夫婦なので二人ご一緒にと、ワーカーさんは考えたようです。

タカ先生「普通はご夫婦は一緒にしないの。意識しすぎるから」
 

回想法スタッフの顔や、前回のことを覚えてはおられないのですが

とても落ち着いて、にこやかに会釈をされます。

旦那さまが席に着かれても、夫婦であることを感じさせない程度に、

時折チラチラとご主人の方を見るくらいです。

あべ 「あの方はOさんの旦那さまですか?」

Oさん「そうなの!」

あべ 「優しそうな方ですね」

Oさん「優しいの♡」

満面の笑みを返されました。



calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>

selected entries

categories

archives

profile

お問い合わせ

search this site.

others

mobile

qrcode

manage