その120 「蒸し器」

母は蒸し器をよく使っていた。

 

細いさつま芋をしょっちゅう蒸していたし

じゃがいもも茹でずに蒸していた。

 

きのうの残りの冷やご飯も

蒸して温かくして昼ごはんに食べる。

 

蒸し器は黄色いアルマイトの円筒形で

深さがあって蓋も こんもり丸かった。

 

底から4センチほどのところに出っ張りがあって

ぷつぷつ穴のあいた円盤のようなものを

ここに嵌めこむようになっている。

 

円盤の下には水を入れておき

蓋の内側にはふきんを被せる。

 

ふきんの四すみは蓋の上にあげておくのだが

うっかり下に垂れるとガスの火で焦げる。

 

そのために蒸し器はタテに長いのだなと

かいちゃんは推測していた。



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