その20 「洋酒のビン」

父はお酒を飲まない人だったが、お歳暮やお土産で貰った洋酒が、

ワニとともに六畳の和室に飾ってあった。

 

外国航路の船員だった叔父のお土産だったのだろう、

船の救命浮き輪の形を模した、白い陶器のビンがあった。

 

直径25センチくらいのドーナツ型で、

かいちゃんには読めない文字が、丸い表面に彫ってあった。

陶器で作ったロープが3か所に掛かっているようにリアルに作ってあり、

天辺にコルクと陶器でできた栓がしてあった。

 

淡路島に行く船には何度も乗ったことがあったが、

いつか船に乗って外国に行ってみたいなあと、

そのビンをしょっちゅう眺めていた。



calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

selected entries

categories

archives

profile

お問い合わせ

search this site.

others

mobile

qrcode

manage