その3 「にらみ鯛」

お正月の「にらみ鯛」は、元日と2日はお膳の真ん中に置いてはあるが、

3日目の夜に父が最初に箸をつけてから、皆で食べる。

 

30cmもある焼き鯛を魚屋さんで買うと、とんでもない値段なので、

母は「豊南市場」で買ってきた冷凍の鯛を家で焼いていた。

鯛の頭に木の串を突き立て、尾のつけ根と”たこ糸”で結ぶ。

糸をギュッと引っ張ってあるので、鯛が踊っているように身をそらすのだ。

尾や背ビレ、胸ビレは焦げないように塩をまぶしてアルミホイルで巻く。

庭にブロックを平行に置き、木切れを燃やして炭火のようにする。

2本の長い金串を刺した鯛をブロックに渡して、裏面から焼く。

表を焼く時は、尾や胸ビレが火に近づくから、細心の注意を払う。

 

匂いにつられて来るノラ猫を追い払うのが「かいちゃん」の役目であった。



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