「イロアセル」 倉持裕

誰かが話した言葉にはその人固有の色がついている。

だから誰も無責任な発言はしない。
そんな小さな島に本土から囚人と看守がやって来る。
言葉に色がつかない監獄で交わされる島民と囚人の会話。
嘘ばかりの政治家や大企業の社長。
とまどうスポーツ選手や前科者の女。
漏出した本音は島社会全体を崩壊させてゆく。
あきらかな悪意、ひそやかな悪意、善意にかくされた悪意。
感情を描かない短い言葉のやりとりとで
しだいに相手を追い込んでいきチェックメイトをかけるような
こういう文章、とても好き。

JUGEMテーマ:読書感想文



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