「淋しいおさかな」 別役実

夢の中で淋しいおさかなに出会う女の子が海を目指して旅に出る。

淋しいというのがどういうことか、誰も本当のところを知らない。

ようやくたどり着いた海にはおさかなはもういなくなっていて

ぽろぽろと涙をこぼす女の子に海は言う。

「淋しいというのはそういうことなのさ」

 

別役さんの童話はいつも優しい。

優しさは悲しさの忘れ形見だ。

淋しさを知った女の子は無敵の優しさを手に入れる。

 

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