その191 「熱とテレビ」

病気のときに見たテレビのコマーシャルに

緑色の缶詰が出てきたと書いたが

よく考えるとその頃のテレビは白黒であった。

 

記憶には緑色の缶詰と銀色の蓋と

黄色いパイナップルの絵が残っているのだが

熱のせいで幻覚を見ていたのかもしれない。

 

それよりも不思議だと思っていたのは

布団に横になって見ているのに

テレビは縦に見えていることである。

 

鉄棒に足でさかさまにぶらさがったり

逆立ちの真似事や股のぞきをすると

世界はさかさまに見えるのに

横になって見たからといって

景色は普段とちっとも変わらない。

 

これはいったいどういうことだろうと

かいちゃんは熱でぼーっとしながら考えた。



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