その184 「バス停の石碑」

小学校の前のバス停には石碑が建っていた。

 

たたみ一畳分くらいの大きさで

なんだかよく分からないが

漢字がいっぱい書いてある。

 

石碑の周りには大小の石が配置してあって

バスを待つ間に 石から石へ

ぴょんぴょん跳んで遊ぶ。

 

柵があるわけでもなく、バス停の真後ろなので

バス待ちのための遊具のように思っていた。

 

かいちゃんは一度、漢字の解析を試みたが

ひとつとして知った字がなかったので

あっさりと諦めた。

 

ランドセルを背負ったまま石から石へ跳び移るのは

背中の重さに引きずられて意外と不安定である。

 

たまに石から落ちて膝を擦りむいたりするが

泣くほどの怪我にはならない。

 

ずいぶんたってから通りかかると

石碑はまだそこにあって、周囲に柵が立っていた。

 

あれでは子どもが遊べないなと

大きくなった かいちゃんは思った。


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