その170「大晦日」

大晦日の日 母は朝からおせち料理の仕上げをし

父は掃除の気になるところをやり直して

かいちゃんや姉たちは言われるままに

あっちを手伝ったりこっちを手伝ったりする。

 

昼過ぎになると 母はまだ何やかやしているが

かいちゃんたちは暇になる。

 

午後3時になると、歩いて15分ほどのところの

宮山温泉という銭湯が開く。

『温泉』と付いているが水道水を沸かしているだけだと

みんなが言っていたが定かではない。

 

夜は紅白歌合戦を見なければならないし

7人家族全員が入ると大変なので

家に風呂ができてからも

大晦日だけは銭湯に行っていたように思う。

 

お風呂から帰って早めの夕飯を食べ、

紅白歌合戦を見て、遅い時間にまたお蕎麦を食べる。

 

除夜の鐘を聴くまで起きていてもいいよと

許可が出ているのだが

紅白歌合戦を最後まで観るのがやっとで

『ゆく年くる年』という番組の題字を見るや否や

かいちゃんは眠ってしまうのであった。



calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2018 >>

selected entries

categories

archives

profile

お問い合わせ

search this site.

others

mobile

qrcode

manage