その137 「台風と電線」

台風の去った翌朝、電線が道に垂れ下がっていた。

 

あまり太くない木の電柱が傾いていて

黒い電線の端が、たらりと道に垂れている。

 

集団登校の先頭は

交通安全の黄色い旗を持った6年生の班長さんで

「近づいたらあかんよ!」とすばやく制止する。

 

言われるまでもなく いかにも危険そうだったので

いつもはふざけて叱られている低学年の子も

おとなしくまっすぐに歩いた。

 

学校に着くと先生から

「切れた電線に近づくと感電します。

死んでしまうこともあります」と注意を受けた。

 

だれも近づかなくて良かった、と思いながら

「そういうことは台風が来る前に言ってくれないと」と

つぶやく かいちゃんであった。



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