その129 「朝顔」

庭のどこに朝顔の蔓(つる)を這わせていたのか

記憶が定かでない。

 

朝起きると「今日はいくつ咲いた?」と

を数えるのが 夏の日課であった。

 

開く前の朝顔は散髪屋さんの看板のようで

白と青紫がぐねぐね模様になっている。

 

ぴんと張ったような丸い花は

同じ蔓に付いていても

赤だったり青だったり紫だったりする。

 

花をむしってガラスのコップに入れ

割りばしでぐちゅぐちゅ つつくと

きれいな色の水ができる。

 

つぼんだ花の先っちょを ぎゅっとつまんで

がくに付いていたところからぷっと息を吹き込むと

ぽん!と音がして白い部分が裂ける。

 

すっかり枯れてしまったら種が取れるし、

かいちゃんは朝顔が大好きであった。



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