その92 「バッタ」

庭の隅っこには青じそが植えてあった。

 

夏の間中 そうめんや何やかやに活躍していたが

バッタがしきりに食べるので

レースのようになった葉っぱもあった。

 

1センチか、大きくても2センチほどの

細い流線形のようなスマートなバッタは

青じそと同じ色なので 紛れて見えない。

 

葉っぱを摘もうと手を伸ばすと

慌てたようにぴょんぴょんぴょんぴょん

あっちでもこっちでも跳びまくる。

 

すばしっこいし小さすぎて指の間をすり抜けるので

なかなか捕まえられない。

 

「 ”しょうりょうバッタ” という名前である」と

物知り顔の姉が教えてくれたが

子供たちは ”しょうじょうバッタ” と呼んでいたので

『姉は間違えている』と かいちゃんは心の中で思った。



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