その80 「かまぼこ板」

プールと言えば「かまぼこ板」である。

 

かまぼこ板の表には黒マジックで、

裏側には赤マジックで自分の名前を書く。

プールサイドに居る時は黒い方を上にして、

水に入るときは裏返して赤い方を見せておく。

 

先生が言うには

「みんなが水から上がっても赤いままの札があれば

だれが沈んでいるかすぐに分かる」とのことだった。

 

図書室の本を借りるときも

本を抜いたところに名前を書いた板を入れておく。

誰が借りているか分かるし、本を戻す場所もすぐ分かる。

 

かまぼこを剥がしたあとの板にひっついたところを

母が包丁の背で こそげ落として かいちゃんにくれる。

木の香りがして薄っぺらでふわふわしているので

かまぼこ本体より好きなくらいだった。

 

学校から「かまぼこ板を持って来るように」

という指示が ふいに来ることもあるので

母は常に2,3枚のかまぼこ板を用意してくれていた。



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